ChatGPTやほかの生成AIを使えば、短時間で整った文章を作れます。しかし、文章が自然なことと、読者にとって役立つことは同じではありません。ミロクAIでは、AIで下書きを作り、WordPressへ投稿する仕組みを先に整えましたが、2026年10月のAdSense審査では「有用性の低いコンテンツ」を理由に不承認となりました。
この記事では、この経験をきっかけに見直した「人間がやるべき編集作業」を、実際にリライトした記事を例に整理します。なお、Googleが特定の文章や画像を個別に問題としたと確認できたわけではありません。

最初に間違えたのは「書けた」と「公開できる」を同一視したこと
最初のサイトでは公開記事が3本と少なく、記事の見出しも「はじめに・結論・やったこと・学び」といった似た構成になっていました。本文に実際のエラーや操作が書かれていても、十分な説明がなく、他の人が再現しづらい状態でした。
さらに、公開ページには運営者の説明やお問い合わせ先が不足していました。2026年10月14日にWordPress MCPで調べると、WordPress標準のサンプルページが残っており、プライバシーポリシーも初期文面のまま下書きになっていました。ここからサイト全体を整え直しました。
人間の仕事①:事実と推測を区別する
例えば「この設定をすれば必ず動く」という文章は、実際に試した環境が不明では検証できません。AIに記事をまとめてもらう場合でも、何を行い、どんな結果が表示され、どこまで確認したのかを区別して書く必要があります。
ミロクAIの過去記事「WordPressへの自動投稿ログ」では、MacでPythonのパッケージを導入する際に発生したexternally-managed-environmentエラーを取り上げました。単に「仮想環境で解決」と書くのではなく、当時のエラーと実行コマンド、想定する環境、記事中のコードだけでは再現できない部分を明記しました。
人間の仕事②:読者の疑問が解決するかを点検する
投稿自動化を知らない人が読みたいのは、必要なもの、設定順、作業が成功したかを確かめる方法、失敗時の対処法です。AIの文章が長くても、そこが欠けていれば使いにくいままです。
そこで既存記事のリライトでは、ファイル構成、認証情報を分ける理由、実際のコマンド、記事公開前の注意点を追加し、関連記事同士のリンクも設定しました。長さを増やすためだけの加筆ではなく、実務で迷いそうな箇所を優先しています。
人間の仕事③:公開してよい情報を判断する
WordPressのアプリケーションパスワードやAPIキーを含むファイルは、スクリーンショットやコード例に載せてはいけません。設定例を紹介する際は、実際の秘密情報を削除し、ダミー値に置き換えます。
また、AIで生成した説明用画像を、実際に取得した作業画面と誤認させないことも重要です。ミロクAIの画像には「AI生成の説明用イメージ」と明記し、検証の根拠が必要な箇所には操作結果を文章で記録する方針にしました。
人間の仕事④:サイト全体の責任を持つ
読者が運営者を確認できるか、誤りを指摘できるか、プライバシーポリシーに到達できるかは、記事本文とは別の品質です。ミロクAIでは「運営者情報」「編集方針」「お問い合わせ」を公開しました。
公開前に確認する7項目
- その記事は、どんな読者の課題を解決するか明確か。
- 実際に行った操作と、一般的な説明・未検証の推測を分けたか。
- 必要な前提条件と手順、確認方法が記載されているか。
- コード・リンク・ツール名・日付を確認したか。
- パスワードや個人情報が混じっていないか。
- 画像が実測データなのか説明用イメージなのか区別したか。
- 未入力のテンプレートや公開不要なテスト文章が残っていないか。
この7項目のいずれかに問題があれば、記事数を増やすために急いで公開するより、まず下書きとして修正する方がよいと考えています。
結論:AIに執筆を手伝ってもらい、人間が検証する
AIを使うこと自体が問題なのではなく、事実や独自性を確認せずに公開する運用が問題になります。ミロクAIでは、文章の整理とWordPress更新はChatGPT+MCPに任せ、公開する情報の根拠と意味を人が判断する方針を続けます。
サイト改修の経緯はAdSense不承認からの改善記録にもまとめています。
2026年10月14日のサイト改修をもとに記述。AdSenseの再審査結果については、確認できた時点で別途追記します。


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